「太る女」っていう漫画を読んでみた感想
「太る女」っていう短編集のマンガ作品を読んでみました。
食べ過ぎてもいないのに太っちゃうという一話目のお話が考えさせえられるものがありましたので紹介してみます。
主人公は仕事のできる容姿端麗な女。
近々結婚も決まっており「公私ともに勝ち組なんです。
しかし彼女は太るようなことはなにもしていないのに体重が増加していく。
友人にも協力してもらって頑張ってダイエットするんですが効果なし・・・
婚約者もベッドで違和感を感じ電気をつけるとブヨブヨの彼女にげんなり。
そして問題なのが・・・
痩せているときは彼女を尊敬のまなざしで見ていた後輩が・・・彼女をバカにしだすんです。
そして、身に覚えのないミスまで彼女のせいにされたりと・・・
太ったことによって彼女の印象が変わって・・・仕事にも支障をきたすように。
実はこれは彼女が親友だと思っていた女が噛んでいるんです。
仕事でミスをしたのもその女の仕業、さらに恋人まで彼女の手によって。
彼女はこの女によって、仕事も恋人も、そして家族まで奪われることとなります。
彼女は仕事もなく、偶然出会った人の紹介でオカマバーで働くことに。
でもこの仕事がきっかけで、人を見下していた自分に気が付く、勝ち組、負け組なんてないということに。
再び生き生きとしだした彼女・・・でもまたあの女が・・・
「太る女」のザクッとしたネタバレはこんな感じです。
なんか女が太っていくだけのお話かと思っていたら・・・深いな、と思いまして。
人は見た目で判断している、それは実力だと思っていた仕事に大きく影響している。
それと、職業に貴賤なんてないってことですよね。
このお話の主人公は「管理能力」関係なしに太っちゃったからかわいそうでしたが
面白いマンガがあればまた書いてみます。